「座りすぎは体に悪い」──なんとなく知っていても、具体的にどう悪いのか、そしてどう解決すればいいのか、わかっていませんでした。
わたしは経営管理の仕事を15年以上続けている40代です。デスクワーク中心の生活で、慢性的な腰痛と午後の強烈な眠気に悩まされてきました。
この記事では、スタンディングデスクを3ヶ月使ってみた「体の変化」と「仕事効率の変化」を、正直にお伝えします。
- 座りっぱなしが体に与える本当のリスク
- 3ヶ月使ってわかった体調の変化
- 仕事の集中力・効率はどう変わったか
- 快適に使い続けるためのコツ
「スタンディングデスクって本当に効果あるの?」と疑っている方に、リアルな体験を届けます。
座りっぱなしが体に与えるリスク
「座りすぎ」は新しいタバコ?
最近の研究では、長時間座り続けることが健康に与えるリスクは、喫煙に匹敵するとまで言われています。やや大げさに聞こえるかもしれませんが、以下のリスクは無視できません。
座りすぎの主なリスク:
- 腰痛・肩こりの慢性化
- 血行不良による代謝低下
- 心血管疾患リスクの上昇
- 糖尿病リスクの上昇
- 集中力・認知機能の低下
特にデスクワーク中心の仕事では、1日8時間以上座っていることも珍しくありません。わたし自身、経営管理の仕事で資料作成やオンライン会議が続く日は、気づけば10時間座りっぱなしということもありました。
わたしの「座りすぎ」自覚症状
スタンディングデスク導入前のわたしは、以下の症状に悩んでいました。
- 慢性的な腰痛(特に夕方以降)
- 午後2時頃の強烈な眠気
- 夕方になると首・肩がガチガチ
- 週末は「ゴロゴロしたい」の一点張り
特に腰痛は深刻で、長時間座っていると鈍い痛みがずっと続く状態。整体に通っても一時的な改善しか得られませんでした。
3ヶ月使ってわかった体調の変化
| 項目 | 導入前 | 1ヶ月後 | 3ヶ月後 |
|---|---|---|---|
| 腰痛 | 毎日夕方に鈍痛 | 週3〜4日に軽減 | ほぼなし(週1程度) |
| 午後の眠気 | 14時頃に強烈 | まだあるが軽め | ほぼ解消 |
| 肩こり | 毎日ガチガチ | 少し改善 | 週末にマッサージ不要に |
| 週末の疲労感 | ゴロゴロしたい | 外出する気力が出る | アクティブに過ごせる |
導入1週目|正直、足がつらい
スタンディングデスクを使い始めてまず感じたのは「立ってるだけなのに疲れる」ということでした。
最初は張り切って1時間立ちっぱなしで仕事をしていたのですが、足の裏が痛くなり、ふくらはぎがだるくなりました。「これ、続けられるのか…」と不安になったのを覚えています。
この時期に学んだこと:いきなり長時間立つのはNG
1週目の使い方:
- 立ち姿勢:30分を1日3回程度
- 座り姿勢:それ以外
- 合計立ち時間:約1.5時間
導入1ヶ月目|腰の痛みが軽くなった
1ヶ月続けてみると、変化が出てきました。
まず、夕方の腰の鈍い痛みが軽減。完全になくなったわけではありませんが、「あ、今日は腰が楽だな」と思う日が増えました。
また、座り姿勢も変化しました。立ち姿勢を挟むことで、座っているときの姿勢を意識するようになり、猫背が改善傾向に。
1ヶ月目の使い方:
- 立ち姿勢:45分を1日4回
- 座り姿勢:合間に60分程度
- 合計立ち時間:約3時間
導入3ヶ月目|午後の眠気が消えた
3ヶ月経った今、最も実感しているのは「午後の眠気がなくなった」ことです。
以前は14時頃になると、どうしようもない眠気に襲われていました。コーヒーを飲んでも、顔を洗っても、抗えない睡魔。これが立ち姿勢を挟むことで、ほぼ解消されました。
理由は血流改善だと思います。座りっぱなしだと下半身の血流が滞りますが、立つことでふくらはぎのポンプ作用が働き、脳への血流が改善。結果として、午後も頭がスッキリした状態を維持できています。
3ヶ月目の使い方:
- 立ち姿勢:1時間を1日3〜4回
- 座り姿勢:合間に45〜60分
- 合計立ち時間:約3〜4時間
仕事の集中力・効率の変化

健康効果はわかったけど、仕事の効率は上がるの?

ここが一番気になりますよね。結論から言うと、集中力の持続時間が伸びました。特に午後の仕事が格段に楽になりましたよ。
集中力の持続時間が伸びた
座りっぱなしだった頃は、2時間ほど作業すると集中力が途切れていました。しかし、立ち姿勢を挟むようになってから、3時間以上集中できる日が増えました。
特に効果を感じるのは、以下の作業時です。
集中力アップを実感した作業:
- 資料作成(経営レポート、予算策定)
- オンライン会議(立って参加すると発言しやすい)
- アイデア出し(立っていると思考が動きやすい)
Web会議の質が上がった
意外な効果として、Web会議の質が上がりました。
座って会議に参加すると、どうしても受け身になりがち。しかし、立って参加すると自然と声が出しやすく、積極的に発言できるようになりました。
また、相手からも「最近元気そうですね」と言われることが増えました。画面越しでも、姿勢や表情に変化が出ているようです。
作業の切り替えがスムーズに
デスクの高さを変えることが、気持ちの切り替えスイッチになっています。
- 集中して資料作成 → 座り姿勢
- アイデア出し・Web会議 → 立ち姿勢
- メールチェック・軽作業 → その時の気分で
この「高さを変える」という動作が、脳に「今から違う作業をするぞ」という信号を送っているのかもしれません。
快適に使い続けるコツ
3ヶ月使ってみて学んだ、快適に使い続けるためのコツをお伝えします。
コツ1:いきなり長時間立たない
最初から張り切って何時間も立つと、足が痛くなって挫折します。
推奨スケジュール:
- 1週目:30分×3回
- 2週目:45分×3回
- 1ヶ月目以降:1時間×3〜4回
無理せず、少しずつ立ち時間を伸ばしていきましょう。
| 時期 | 立ち時間(1回) | 1日の回数 | 合計立ち時間 |
|---|---|---|---|
| 1週目 | 30分 | 3回 | 約1.5時間 |
| 2週目 | 45分 | 3回 | 約2.25時間 |
| 1ヶ月目 | 45分 | 4回 | 約3時間 |
| 3ヶ月目 | 1時間 | 3〜4回 | 約3〜4時間 |
コツ2:スタンディングマットを使う
床が硬いと、足の裏やかかとに負担がかかります。スタンディングマット(抗疲労マット)を使うと、格段に楽になります。
わたしは2,000円程度のものを使っていますが、これだけで疲労感が全然違います。電動スタンディングデスクと一緒に購入することをおすすめします。
コツ3:靴下ではなく室内履きで
裸足や薄い靴下で立ち続けると、足が冷えたり疲れやすくなります。クッション性のある室内履きを使うと、快適さが増します。
コツ4:正しい高さに調整する
スタンディング時の正しい高さは「肘が90度に曲がる高さ」です。
高すぎると肩が上がって肩こりの原因に、低すぎると前かがみになって腰に負担がかかります。電動スタンディングデスクなら、ボタン一つで最適な高さに調整できます。
コツ5:座り時間も大切にする
「立っていれば健康」というわけではありません。立ちっぱなしも足腰に負担がかかります。
理想的なのは「30分〜1時間ごとに姿勢を変える」こと。立つ→座る→立つ、のサイクルを回すことで、体の負担を分散できます。
| 項目 | 金額・数値 |
|---|---|
| 電動スタンディングデスク(FlexiSpot E7) | 約57,200円 |
| スタンディングマット | 約2,000円 |
| 合計初期投資 | 約59,200円 |
| 想定使用年数 | 5年 |
| 年間コスト | 11,840円/年 |
| 1日あたりコスト | 約32円/日 |
| 整体通い(月1回×12ヶ月) | 約60,000円/年(削減可能性) |
まとめ
スタンディングデスクを3ヶ月使ってみた結果、体と仕事に確かな変化がありました。
体の変化:
- 慢性的な腰痛が軽減
- 午後の強烈な眠気が解消
- 肩こりの頻度が減少
仕事の変化:
- 集中力の持続時間が伸びた
- Web会議での発言が積極的に
- 作業の切り替えがスムーズに
快適に使い続けるコツは以下の5つです。
- いきなり長時間立たない
- スタンディングマットを使う
- 室内履きで足を保護
- 正しい高さに調整する
- 座り時間も大切にする
スタンディングデスクは「万能薬」ではありませんが、デスクワーカーの健康と生産性を改善する有効なツールです。わたし自身、もう座りっぱなしの生活には戻れません。
「どのスタンディングデスクを選べばいいか」迷っている方は、7機種を徹底比較した記事も参考にしてみてください。
▼電動スタンディングデスクおすすめ7選の詳細記事はこちら 【電動スタンディングデスクおすすめ7選|子供がいる家庭でも安心な選び方】

